トリールのローマ遺跡群,聖ペテロ大聖堂および聖母教会(読み)トリールのローマいせきぐんせいペテロだいせいどうおよびせいぼきょうかい

百科事典マイペディア の解説

トリールのローマ遺跡群,聖ペテロ大聖堂および聖母教会【トリールのローマいせきぐんせいペテロだいせいどうおよびせいぼきょうかい】

ドイツの西部,ルクセンブルクとの国境近くに位置する古都トリールは,ローマ時代にはこの地方を統治する拠点となり,当時をしのばせる巨大な城門のほか浴場や劇場跡などの遺跡が残っている。中世には大司教座が置かれ,初期ロマネスク様式の聖ペテロ大聖堂と隣接して初期ゴシック様式の傑作といわれる聖母教会が建てられた。これらは1986年世界文化遺産に登録された。

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