トルテカ文明(読み)トルテカぶんめい(その他表記)Tolteca

旺文社世界史事典 三訂版 「トルテカ文明」の解説

トルテカ文明
トルテカぶんめい
Tolteca

メソアメリカ古典期後期の文明
7〜9世紀のメキシコ高原で,テオティワカン文明の衰退後に栄える。トルテカとは「すぐれた工人」「賢者」を意味し,メソアメリカ各地の指導者階級として建設・芸術活動を展開し,都市間の抗争もみられた。ケツァルコアトル信仰が広まったが,強力な統一勢力は形成されなかった。10世紀末ごろよりチチメカ族侵入によって破壊された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android