工人(読み)コウジン

精選版 日本国語大辞典 「工人」の意味・読み・例文・類語

こう‐じん【工人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 工作を職業とする人。職人。職工。こうにん。
    1. [初出の実例]「障隔皆以楮素。工人愛美加飾雲母」(出典:天柱集(1348頃)含暉室記)
    2. [その他の文献]〔列子‐湯問〕
  3. 中国で、労働者、工員のことをいう語。〔モダン辞典(1930)〕

こう‐にん【工人】

  1. 〘 名詞 〙こうじん(工人)
    1. [初出の実例]「今世三味線の工人(コウニン)に、八橋豊前、柳川吉兵衛などいふも、此名字をゆるされたる者なり」(出典:評判記色道大鏡(1678)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「工人」の読み・字形・画数・意味

【工人】こうじん

大工工匠。〔子、儒効〕規(きく)を設け、繩(すみなわ)を陳(つら)ね、備用するは、君子は工人に如かず。

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