トレンスの試薬(読み)トレンスのしやく(その他表記)Tollens' reagent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トレンスの試薬」の意味・わかりやすい解説

トレンスの試薬
トレンスのしやく
Tollens' reagent

アンモニア性硝酸銀溶液のこと。硝酸銀溶液(→硝酸銀)にアンモニア水を加えて,いったん生じた褐色沈殿が溶けるまでアンモニア水を加えて得られる無色透明の溶液。試薬としての鋭敏度が必要とされるときは硝酸銀溶液に適量の水酸化ナトリウム溶液を加え,生じた水酸化銀が溶けてしまうまでアンモニア水を加える。アルデヒド,糖などの水溶液を加えて放置するか,ゆるやかに加熱すると,器壁に銀が析出して銀鏡を生じる。この試薬は多くの還元性物質検出に有効である。貯蔵すると爆発性の物質を生じることがあるので,必ず使用直前に調製し,生じた銀鏡もブラシなどで洗ってはいけない。(→銀鏡反応

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

大寒の用語解説を読む