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硝酸銀 しょうさんぎん silver nitrate

翻訳|silver nitrate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硝酸銀
しょうさんぎん
silver nitrate

化学式 AgNO3 。無色結晶。融点 212℃。有毒。有機物を含むと光によって徐々に黒化する。水,アルコールに可溶。写真乳剤,鏡,銀メッキ液,各種銀塩の製造,毛髪染め,陶磁器の着色,分析用試薬などに用いられるが,古代エジプトにおいてすでに用いられた最古の医薬品の1つである。

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デジタル大辞泉の解説

しょうさん‐ぎん〔セウサン‐〕【硝酸銀】

銀を硝酸に溶かして得られる無色透明な板状結晶。水によく溶け、銀イオンの試薬として常用されるほか、感光乳剤製造や銀めっき、医薬品などに使用。化学式AgNO3

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百科事典マイペディアの解説

硝酸銀【しょうさんぎん】

化学式はAgNO3。比重4.35,融点212℃。無色無臭,苦い味がある結晶。水,アルコールに可溶。有毒。銀塩の原料,分析試薬,銀めっき,写真の感光材料製造原料などとするほか,収斂(しゅうれん)・殺菌剤として医薬などに使用。
→関連項目

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうさんぎん【硝酸銀 silver nitrate】

化学式AgNO3。銀を濃硝酸に溶解した溶液から無色,斜方晶系の結晶として得られる。熱すると159.6℃で六方晶系となる。融点212℃,融解するとやや黄色を帯びるが,冷却固化すれば再び無色となる。比重4.35。潮解性はない。純粋であれば光に当たっても変化しないが,有機物が痕跡量でも存在すれば光還元反応を起こし銀が析出するので,通常硝酸銀固体または水溶液の容器のふたのあたりは黒変している。350℃まで加熱しても安定であるが,444℃で分解し,金属銀,酸素,窒素,窒素酸化物を生ずる。

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大辞林 第三版の解説

しょうさんぎん【硝酸銀】

無色透明の結晶。斜方晶系。化学式 AgNO3 水によく溶けて無色の溶液をつくる。純粋なものは固体も溶液も光に対して安定であるが、不純物として有機物が共存すると、光にあたって紫褐色に変わる。種々の陰イオンと反応して沈殿を生じるので、無機定性分析の陰イオン分属試薬、写真感光材料の原料、銀めっき材料のほか、医薬・殺菌・酸化剤として広く利用する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硝酸銀
しょうさんぎん
silver nitrate

銀の硝酸塩。純銀を硝酸に溶かした溶液を蒸発すると無水和物結晶が得られる。
 92.5%のエタノール(エチルアルコール)には15℃で100グラム当り3.8グラム溶け、アセトンにわずかに溶ける。無水エタノール、ベンゼンには難溶。アンモニア水にはよく溶ける。水溶液は中性。光に安定であるが、有機物に触れると還元されて銀を析出し黒色となる。酒石酸、ショ糖、アルデヒドなどにより、アンモニアアルカリ性水溶液を還元するとガラス壁などに銀鏡をつくることができる。タンパク凝固作用があり、皮膚、組織を腐食するが、このことはきわめて古くから知られており(700年ごろにつくられている)、硝酸銀棒のことをlunar causticといっている。
 写真工業での臭化銀製造の原料として広く用いられており、銀めっき、銀鏡の製造原料として用いられる。医薬品としては外用として防腐剤、収斂剤(しゅうれんざい)、化学では各種試薬として、そのほか陶磁器の着色用に用いられる。劇薬(致死量10グラム)。密栓し、遮光して保存する必要がある。[中原勝儼]

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世界大百科事典内の硝酸銀の言及

【殺菌剤】より

…水銀剤としてはオキシシアン化水銀やマーキュロクロム(メルブロミン),チメロサールなどが知られているが,使用されているのはマーキュロクロムくらいのものである。その他の重金属塩類では硝酸銀が有名である。硝酸銀は古代エジプトで殺菌剤として用いられたといわれる。…

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