トロール石(読み)トロールせき

最新 地学事典 「トロール石」の解説

トロールせき
トロール石

trolleite

化学組成Al4(PO43OH3鉱物単斜晶系,空間群I2/c, 格子定数a1.8894nm, b0.7161, c0.7162, β99.99°,単位格子中4分子含む。粒状~葉片状結晶の集合。淡緑~淡青緑色,ガラス光沢劈開ほとんどなし。硬度5.5~6,比重3.09。薄片では無~淡緑色,屈折率α1.619, β1.639, γ1.643, 2V(-)~50°。Alの一部をFe3が置換することがある。スウェーデンKristianstadの鉄鉱石中にベルリナイト,他のアルミニウムリン酸塩鉱物に伴うほか,熱水変質によるアルミニウム鉱床・ペグマタイトなどに産する。日本では山口県阿武郡阿武町阿武鉱山のろう石鉱床から石英・紅柱石・鉄天らん石・リンばん土石に伴う。名称はスウェーデンの化学者H.G.Trolle-Wachtmeister(1782~1871)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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