と声(読み)とごえ

精選版 日本国語大辞典 「と声」の意味・読み・例文・類語

と‐ごえ ‥ごゑ【と声】

〘名〙 語義未詳。「鋭声」で鋭く強い声か。
※為相本曾丹集(11C初か)「よそ耳に鹿のとごゑを聞きしより秋は悲しきものと知りにき」
[補注]「曾丹集」の用例は、「とほこゑ(遠声)」の略〔松屋筆記一八一八‐四五頃)〕、「とこゑ(外声=戸外で鳴く声)」、「とこごゑ(常声=いつも変わらぬ声)」の略とする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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