ドミニクペロー(英語表記)Dominique Perrault

現代外国人名録2016 「ドミニクペロー」の解説

ドミニク ペロー
Dominique Perrault

職業・肩書
建築家

国籍
フランス

生年月日
1953年4月9日

出生地
クレモン・フェラン

学歴
パリ大学(建築)〔1978年〕卒,エコール・デ・ポンゼショセ(パリ高等土木大学,都市計画)〔1979年〕卒,国立高等社会科学大学大学院(歴史)〔1980年〕修了

勲章褒章
レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章

受賞
PANコンペ優秀賞〔1983年〕,エケール・ダルジャン賞〔1990年〕,AMO賞最優秀賞〔1990年〕,フランス建築グランプリ〔1993年〕,ミース・ファン・デル・ローエ賞〔1997年〕「フランス国立図書館」,世界文化賞(建築部門,第27回)〔2015年〕

経歴
画家を志していたが、25歳の時建築の道へ。1978年フランス政府公認建築家となる。’81年パリでドミニク・ペロー建築事務所設立。’82〜84年パリ市都市計画研究所勤務、’88年フランス建築研究所理事。’92年ベルリン、2000年ルクセンブルク、2001年バルセロナに事務所を設立。この間、1989年に「フランス国立図書館(TGB)」(’95年完成)設計コンペで本を開いたような形のガラスタワーで優勝、一躍国際的な建築家の仲間入りを果たす。他の主な作品に「エレクトロニクス・電気技術専門学校」(’87年)、「パリ・ベルリエ産業ビル」(’90年)、「オリンピック・ヴェロドローム&水泳競技場」(ベルリン,’99年)、「インスブルック市庁舎・ホテル」(オーストリア,2002年)、「バタフライパビリオン」(新潟県十日町市の能舞台,2006年)、「マリインスキー新歌劇場」(2009年)、「アルビ・グランド劇場」(フランス)、「大阪富国生命ビル」(2010年)、「ヴェルサイユ宮殿デュフォー館」、「ロンシャン競馬場」(改修)など。2006年大阪大学大学院工学研究科招聘教授。斬新で創造力に満ちた建築物を、周囲景観や歴史的背景を損なわずに溶け込ませることを第一義にデザインする建築家で、自らを“都市計画家”と呼ぶ。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android