最新 地学事典 「ドレロファナイト」の解説 ドレロファナイト dolerophanite化学組成の鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a0.9335nm, b0.6312, c0.7628, β122°18′, 単位格子中4分子含む。微細な柱状ないし板状結晶。褐~ほぼ黒色,半透明~不透明,条痕は黄褐色。劈開{101}に完全。硬度3,比重4.17。薄片ではレモン黄~暗褐色,屈折率α1.715, β1.820, γ1.880, 2V(+)85°, 光分散r>v強。硝酸に易溶,冷水には難溶。イタリア,ベスビオ火山の昇華物として産する。名称は色からで,銅を含む鉱物とは見えないため,ギリシア語の偽りの(doleros)外観(fainesthai)から命名。執筆者:吉井 守正・松原 聰 出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報 Sponserd by