ななむ(読み)ナナム

デジタル大辞泉 「ななむ」の意味・読み・例文・類語

な‐なむ

[連語]《完了の助動詞「ぬ」の未然形終助詞「なむ」》…てしまってほしい。…てしまってくれ。
「墨染めのくらまの山に入る人はたどるたどるも帰り来―」〈大和・一〇五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ななむ」の意味・読み・例文・類語

な‐なむ

  1. ( 完了の助動詞「ぬ」の未然形に終助詞「なむ」の付いたもの ) 事態の確実な実現を期待しあつらえ望む意を表わす。…てしまってほしい。…てしまってくれ。
    1. [初出の実例]「おしなべて峯もたひらになりななむ山の端なくは月も入らじを」(出典:伊勢物語(10C前)八二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 ( 牽牛と織女の別れを悲しむ涙雨の意 ) 陰暦七月七日に降る雨。せいるいう。《 季語・秋 》[初出の実例]「歳時雑記曰、〈略〉七日雨、則曰二洒涙雨一」(出典:俳諧・滑稽雑談(1713)七...

洒涙雨の用語解説を読む