旺文社世界史事典 三訂版 「ナバタイ王国」の解説
ナバタイ王国
ナバタイおうこく
Nabatai
前63年ローマに臣従したが,後106年属州に編入されるまで独立を維持した。メソポタミアから地中海にいたる隊商貿易を担い,騎兵部隊によって隊商路を確保した。香辛料などの貿易と関税収入によって繁栄し,ギリシア・イタリア・ペルシア湾岸などに拠点をもついっぽうで,外国商人も首都のぺトラで活躍した。
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