ならく(読み)ナラク

デジタル大辞泉 「ならく」の意味・読み・例文・類語

なら‐く

《伝聞推定の助動詞「なり」のク語法》「言うならく」「聞くならく」の形で、…と言うことには、聞くところでは、の意を表す。主に漢文訓読体の文章に用いられる。
「聞く―きみ雲峰うち、病に臥して真を契らむとすと」〈文華秀麗集・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ならく」の意味・読み・例文・類語

なら‐く

  1. ( 伝聞推定の助動詞「なり」のク語法 ) 「言う」「聞く」などの動詞をうけて、「…と言っているのだと思う」「聞いていることには」などの意を表わす。→いうならくきくならく
    1. [初出の実例]「我を正法を宣揚せよと勧請したまふならく」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む