聞ならく(読み)きくならく

精選版 日本国語大辞典 「聞ならく」の意味・読み・例文・類語

きく【聞】 ならく

  1. ( 「ならく」は伝聞推定の助動詞「なり」のク語法 ) 聞くところによると。
    1. [初出の実例]「聞説(キクナラク)岩栖礀飲、大に人世を忘るるは道人の幽趣也」(出典太平記(14C後)二四)
    2. 「聞説(キクナラク)熱心なる油絵師は刑場なんどへも出張して」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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