聞ならく(読み)きくならく

精選版 日本国語大辞典 「聞ならく」の意味・読み・例文・類語

きく【聞】 ならく

  1. ( 「ならく」は伝聞推定の助動詞「なり」のク語法 ) 聞くところによると。
    1. [初出の実例]「聞説(キクナラク)岩栖礀飲、大に人世を忘るるは道人の幽趣也」(出典太平記(14C後)二四)
    2. 「聞説(キクナラク)熱心なる油絵師は刑場なんどへも出張して」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 聞説 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む