現代外国人名録2016 「ナリニマラニ」の解説
ナリニ マラニ
Nalini Malani
- 職業・肩書
- 現代美術家
- 国籍
- インド
- 生年月日
- 1946年2月19日
- 出生地
- カラチ(パキスタン)
- 学歴
- サー・J.J.美術学校(ムンバイ)〔1969年〕卒
- 受賞
- 福岡アジア文化賞(芸術・文化賞,第24回)〔2013年〕
- 経歴
- 英領インドのカラチに生まれるが、英国からの分離独立の混乱の中、一家でインドのコルカタに移る。ムンバイの美術学校卒業後、1970年フランス政府奨学金給費生としてパリに留学。’73年に帰国後、ムンバイを拠点に制作活動を行う。’87年インドで初めての女性アーティストによる女性アーティスト展「鏡の向こうに」を企画開催し、注目を浴びる。’90年代にはインスタレーション作品の制作や観衆参加による公開制作などにも取り組む。また、宗教対立や戦争、女性への抑圧、環境破壊などをテーマとし、インドを代表するアーティストとして国際的に高く評価される。アジア太平洋トリエンナーレ、ニュー・ミュージアム(ニューヨーク)などで個展を開催するほか、ベネチア・ビエンナーレなど数々の国際展に招かれる。1999年〜2000年福岡アジア美術館で滞在制作を行ったこともある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報