ナルト叙事詩(読み)ナルトじょじし(その他表記)Nartskie Skazaniya

改訂新版 世界大百科事典 「ナルト叙事詩」の意味・わかりやすい解説

ナルト叙事詩 (ナルトじょじし)
Nartskie Skazaniya

北カフカスのオセット人,アディゲ人の口承英雄叙事詩。近隣のカフカス諸民族の間にも流布している。ナルト族諸家の起源と武勲が主題で,海人族と精霊との間に生まれた美女シャタナ(サタナ)とその息子ソスラン(ソスルコ)を中心に物語が展開する。スキタイ神話に由来する中世アラン人の叙事詩が基層にあると思われている。19世紀に採録され,ロシア語,ドイツ語,フランス語に翻訳されている。
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