大学事典 「ナント大学」の解説
ナント大学[フランス]
ナントだいがく
フランス西部,ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏のロワール・アトランティック県ナント市にある。キャンパスはエルドル川沿いの丘陵地に位置。前身はブルターニュ公フランソワ2世時代の1460年に創立されたが,フランス革命によって廃止に追い込まれた。1968年の高等教育改革ののち,70年に六つの教育研究単位(フランス)(UFR)からなる文学,五つの単位からなる科学をはじめ,法学,経済学,経営管理,医学,薬学,歯科医学の教育研究単位が定められた。2009年にはナント,アンジェ,ル・マンの3都市の大学を統合して,ナント大学を中心に研究・高等教育拠点(フランス)(PRES)がつくられ,ロワール地域圏の研究発信地として一翼を担った。学生数3万7780(2015/16年)。2016年,大学・高等教育機関共同体(COMUE)に参加し,ブルターニュ・ロワール大学に加わっている。
著者: 高橋洋行
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報