刈った稲を円錐(えんすい)形に野外に積み上げたもの。ニホが古い語で、ニオ、ミゴ、ニゴ、ニュウ、ニョウ、ノウ、ノオなど地方ごとにかなり呼び名は動揺して伝えられ、また刈り稲以外に藁(わら)や柴(しば)の積み上げにその名は流用されてもいる。新嘗(にいなめ)のニイ、供物のニエと関連する語といわれるが、語源は明らかでない。またこうした稲むら、稲積みをスズシ、スズミ、スズキ、コズミ、ホヅミ、タツボなどとよぶ地方もかなり広い。稲穂の掛け干し方式が一般化する以前は、稲穂を刈り田に積んで乾燥させるのが通例で、おそらく刈り穂の祭りがその場で行われたと推測される。しかし鎌(かま)刈り以前の「穂摘み」の場合の事情は不明である。
[竹内利美]
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…キリ,キリ,キリ,あるいはケレ,ケレ,ケレ,……と鳴く。この鳥は古くはニオ(鳰)と呼ばれ,浮巣は不安定なものとして歌に詠まれた。琵琶湖は〈鳰の海〉と呼ばれていた。…
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