山国(読み)やまくに

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「山国」の解説

山国
やまくに

大分県北西部,中津市西部の旧町域。山国川の上流域にあり,福岡県に接する。 1951年三郷村,溝部村,槻木村の3村が合体,1958年町制。 2005年中津市に編入信仰の山として知られる英彦山 (1200m) の南東麓で,溶岩台地大部分を占める。山地が広く,シイタケ栽培,製材業のほか,河谷低地では米作も行なわれる。耶馬日田英彦山国定公園に属し,標式的なビュート (溶岩台地が浸食された尖状の山) をなす鷹ノ巣山および猿飛の甌穴群は,ともに国の天然記念物。

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精選版 日本国語大辞典「山国」の解説

やま‐くに【山国】

〘名〙
[一] 昔、皇居の御料であった丹波国山国郷(京都市右京区の北部)のこと。また、その地の農民が上京して、皇居に勤仕した仕丁の頭。
※七十一番職人歌合(1500頃か)四二番「やま国やゑせ木のくれはかさなれどきらはるる身は独こそをれ」
[二] 豊前国下毛郡(大分県中津市)の郷名。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

やま‐ぐに【山国】

〘名〙 山の多い国。山に囲まれた地方
※読本・春雨物語(1808)海賊「あさましく貧しき山国にて、あぶるるにたよりなければ、余所にして怠りたるにぞ」

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世界大百科事典内の山国の言及

【京北[町]】より

…中心集落は明智光秀の築いた周山城跡がある周山で,京都市から周山街道(国道162号線)が通じ,商業が盛ん。山国は古くから皇室と関係が深く,平安時代から皇室領の山国荘があり,南北朝期には北朝の光厳天皇が常照皇寺を開き,隠棲の地とした。境内には光厳天皇陵,後花園天皇陵があり,天然記念物の九重桜もある。…

※「山国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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