にても

精選版 日本国語大辞典 「にても」の意味・読み・例文・類語

にて‐も

  1. [ 1 ] ( 格助詞「にて」に係助詞「も」の付いたもの ) …でも。…においても。
    1. [初出の実例]「家爾氐母(ニテモ)たゆたふ命波の上に思ひし居れば奥か知らずも」(出典万葉集(8C後)一七・三八九六)
  2. [ 2 ] ( 断定助動詞「なり」の連用形に、接続助詞「て」、係助詞「も」の付いたもの。「あり」「なし」などを伴って ) …でも。
    1. [初出の実例]「かろがろしき御ありきすべき身にてもあらず」(出典:和泉式部日記(11C前))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む