精選版 日本国語大辞典 「にても」の意味・読み・例文・類語 にて‐も [ 1 ] ( 格助詞「にて」に係助詞「も」の付いたもの ) …でも。…においても。[初出の実例]「家爾氐母(ニテモ)たゆたふ命波の上に思ひし居れば奥か知らずも」(出典:万葉集(8C後)一七・三八九六)[ 2 ] ( 断定の助動詞「なり」の連用形に、接続助詞「て」、係助詞「も」の付いたもの。「あり」「なし」などを伴って ) …でも。[初出の実例]「かろがろしき御ありきすべき身にてもあらず」(出典:和泉式部日記(11C前)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例