最新 地学事典 の解説
ニューカレドニア・ニッケルこうしょう
ニューカレドニア・ニッケル鉱床
New Caledonian nickel deposit
風化残留鉱床。始新世末に先白亜紀堆積岩に衝上した超苦鉄質岩(ハルツバージャイトを主としダナイトを伴う)の風化殻にNiが濃集。蛇紋岩化(15~30%)の少ないことが風化殻の発達を促進し,高品位鉱(Ni10%)で有名であった。超苦鉄質岩は島の面積(17,130km2)の41%を占めるが,稼行対象鉱床はThio・Kouaoua・Poro地区(南東部を占める南岩体の北西部),Nepoui地区(北西海岸沿いのQuazangau岩体)など数ヵ所。Ni年産量は10.5万t(1993)。鉱量150億t(品位Ni1%)。なお島の北西部Tiebaghi岩体からクロム鉱石も産出,1980年までの総生産量は210万t(Cr2O352~54%)。
執筆者:平野 英雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

