ニューシートピア計画(読み)ニューシートピアけいかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューシートピア計画」の意味・わかりやすい解説

ニューシートピア計画
ニューシートピアけいかく

海洋科学技術センター (→海洋研究開発機構 ) が 1982~90年に実施した,水深 300mまでの実海域において飽和潜水作業技術を確立することを目的とした計画。 1971~75年に実施されたシートピア計画 (100m潜水技術の開発) のあとをうけて始まった。飽和潜水理論をもとに,実海域における環境圧潜水の安全性と信頼性とを兼ね備えた実用技術を実証するため,ソフト関係では加減圧表,潜水障害治療表,健康管理手法,ダイバー選抜基準などの整備を実施。ハード関係では飽和潜水装置の基本性能設計・製造検査などの基準の明確化,運用関係では各種安全基準,運用要領書等の整備が行なわれた。

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