ニューメレール(その他表記)numéraire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューメレール」の意味・わかりやすい解説

ニューメレール
numéraire

各国通貨の平価または基準為替相場を測定するための計算単位 unit of accountあるいは共通価値尺度 common denominatorのこと。平価または基準為替相場は特定計算単位の特定量によって表示される。 L.ワルラスは非貨幣的な属性のみによって需要される財をニューメレールと呼んだが,国際通貨の分野における用法はワルラスの定義とは異なり,計算単位の意味で使われている。ブレトンウッズ体制下では金がニューメレールであったが,1974年6月にバスケット方式のSDRが採用され,新国際通貨基金 IMF協定により今後は SDRまたは IMFが指定する共通尺度がニューメレールとされることになった。またヨーロッパ共同体 ECでは,50年のヨーロッパ決済同盟 EPU以来,金と等価のドルがニューメレールとされてきたが,75年に域内9ヵ国通貨の加重平均によるバスケット方式の新計算単位が採用され,漸次これに移行する方針が決定された。

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