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属性 ゾクセイ

デジタル大辞泉の解説

ぞく‐せい【属性】

ある事物に属する性質・特徴。「ゴムの属性である弾力性」
哲学で、事物が本来具有する根本的性質。それなしには実体が考えられないような本質的な性質。
コンピューターで、ファイルのもつ性質。また、表示・印刷などの際に設定する特性。アトリビュート。

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

属性

アトリビュート」のページをご覧ください。

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大辞林 第三版の解説

ぞくせい【属性】

そのものに備わっている固有の性質・特徴。
〘哲〙 それを否定すれば事物の存在そのものも否定されてしまうような性質。偶然的性質とは区別される。特に、デカルト・スピノザでは、実体のもつ本質的な性質(例えばデカルトでは、物体と精神という二実体の属性をそれぞれ広がりと意識とする)をいう。 ⇔ 実体
アトリビュート 〔「哲学字彙」(1881年)に英語 attribute の訳語として載る〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

属性
ぞくせい
attributum; attribute

存在者の本質的で恒常的な特性をいう。アリストテレス属性実体と不可分であるとし,スコラ哲学では全知全能などが神の内的属性とされた。これを継承してデカルトは実体内在性の点で属性を様態や性質と区別し,変化せぬ神には属性しか考えられないとし,精神と物質の属性として思惟と延長をあげた。スピノザでは,属性で人間に知られているのは実体の本質であり,唯一の実体である神の属性は思惟と延長であるとされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

属性
ぞくせい
attribute

広義には対象に所属する諸性質を意味する。哲学上の用語としては、事物の基本的な性質、すなわちその性質によって初めてその事物が可能となるような性質(本質)を意味し、偶有性や様態と区別されて使われる。たとえばスコラ哲学では全能や存在のような性質が神の属性とされ、デカルトでは思惟(しい)と延長がおのおの精神および物体という実体の属性とされた。またスピノザは、神が唯一の実体であり、無限の属性をもつとし、そのうちの思惟と延長のみが人間にも認識可能であるとした。[清水義夫]

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世界大百科事典内の属性の言及

【アレゴリー】より

…その場合,ラテン語の抽象名詞の多くが女性名詞であるため,慣習的に女性の姿で表されることが多い。擬人像はしばしば,概念をより具体的に説明するために,〈属性attribute〉(ないし〈持物〉)と呼ばれる道具を補助手段としてもつ(たとえば,〈運命〉の車輪,〈正義〉の天秤,〈傲慢〉の孔雀など)。属性は慣習的に定められたものもあるが,〈節制〉の場合のように,水とブドウ酒の瓶(激しやすい行動を抑制する)という伝統的な属性に代えて,時計のような時代の推移とともに新しく発明された道具が使われることも注目に値する。…

【概念】より

…しかし,本来の概念は現代の論理からは関係や集合とみなされ,言語としては,述語(記号)や集合記号として表現される。関係については〈……は……より大きい〉〈……は……と……との間にある〉のように2項,3項等,一般に多項関係に加えて,〈人間〉〈犬〉〈桜〉のように単項関係としての〈属性〉あるいは複数の事物の〈共通性質〉が考えられる。属性を特殊例として含む〈関係〉は伝統的に概念の二つの側面として区別されてきたものの一つ,いわゆる〈内包〉に相当し,もう一つの側面である〈外延〉は集合に当たるといえる。…

【西洋哲学】より

…これももともとアリストテレスの〈エネルゲイア〉の概念の根底に形而上学的思考様式が存していたことからの必然的帰結と見られる。
【実体と属性】
 西洋哲学の基本的概念群の一つに〈実体‐属性〉という対概念があるが,これもまたアリストテレス哲学に源を発する。もっとも,通常〈実体〉と訳されているアリストテレスの用語〈ウシアousia〉は,それが〈ある〉〈存在する〉という意味の動詞〈エイナイeinai〉の女性分詞形〈ウサousa〉に由来し,日常語としては〈現に眼前にある不動産・資産〉を意味するということからも知られるように,広く〈存在〉を意味する言葉であり(《形而上学》第7巻第3章),これがsubstantia(下に立つもの=実体)というラテン語に訳されたのは,事物の第一の存在(ウシア)が〈ヒュポケイメノンhypokeimenōn(下に横たわるもの=基体)〉としての存在にあると考えられたからである(《形而上学》同上)。…

※「属性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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