すべて 

ニョルド(読み)にょるど(その他表記)Njörðr

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニョルド」の意味・わかりやすい解説

ニョルド
にょるど
Njörðr

北欧神話の神で、フレイヤフレイの父。豊饒(ほうじょう)と航海の神とされ、初めバニル神族に属したが、人質としてアサ神族のもとにきた。ニョルドが女巨人スカジと結婚する話は、スノッリによると女神イドゥンリンゴと関係がある。巨人シャツィからイドゥンを取り戻した神々が巨人を焼き殺すと、その娘スカジが復讐(ふくしゅう)のためアースガルズにやってくる。神々はその賠償として、自分たちのなかから足だけを見せて夫を選ばせる。するとスカジは、バルドルの足と思ってニョルドを選ぶ。しかし、山の女巨人は海の神ニョルドとは結局むつまじく暮らせず、山に帰る。

[谷口幸男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む