ニントー地区(読み)ニントー(その他表記)Ningde

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニントー地区」の意味・わかりやすい解説

ニントー(寧徳)〔地区〕
ニントー
Ningde

中国華東地方,フーチエン (福建) 省北東部の地区。西のチウフォンシャン (鷲峰山) 山脈から山地,丘陵地を経て東は東シナ海 (東海) にのぞむ。海岸は湾入が多く,沖にはスーショワン列島,マーツー (馬祖) 列島などが浮ぶ。ニントー市とフーアン (福安) 市のほか7県から成り,行政中心地はニントー市にある。農業はイネ,サツマイモ,茶を主とし,ほかにサトウキビ,アサ,ナンキンマメ,アブラナ,ダイズも栽培する。沿海フカ,イワシ,エビ,カニ,タチウオ,グチ,カキ,貝類,海藻類などが豊富で,サントーアオ (三都澳) ,シャーチョンなどの漁港が発達。地下資源は銀,方鉛,銅,黄鉄鉱,コバルト,銀,タングステンなどがある。クーティエン (古田) 県に大型の多目的ダム,フーアン市に火力発電所,ニントー市に製紙工場がある。特産品にはかみそり竹細工,鉄鍋,ミーチェンチェン (密沈沈) 酒,ホン (紅) 茶などがある。山地は用材のほか桐油,つばき油を産する。南西端をナンフー (南福) 鉄道が通っている。人口 286万 242 (1990) 。

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