福建(読み)ふくけん(英語表記)Fújiàn

旺文社世界史事典 三訂版 「福建」の解説

福建
ふくけん
Fújiàn

中国南東部の省。古くは閩 (びん) といった
省都福州。地形的には平野が乏しく,丘陵が95%も占める山岳地帯である。そのために他の地区と隔絶され,開発が遅れた。この地域はもともと閩越族の地であったが,3世紀以降,漢民族入植が進められ,ようやく開発された。唐代に福州都督府が置かれたが,文化的・経済的に進んだのは五代・宋以後である。元・明代に省が置かれ,今日におよんでいる。今日,広東省とともに,東南アジアで活躍する華僑の出身地の1つともなっている。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

デジタル大辞泉 「福建」の意味・読み・例文・類語

ふっけん〔フクケン〕【福建】

中国の南東部、台湾海峡に面する省。省都、福州。ほとんどが山地で、茶・ミカン・杉などを産し、沿岸部は出入りに富み、好漁場。華僑にはこの省の出身者が多い。びんフーチエン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「福建」の意味・読み・例文・類語

ふっけん フクケン【福建】

中国の南東部にある省。台湾海峡に面する。省都福州市。山地が大部分を占め林業が盛ん。海岸リアス式海岸良港に富む。南方華僑の代表的出身地。

ふくけん【福建】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

エルニーニョ現象

《El Niño events》赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より高くなる現象。発生海域のみならず、世界的な異常気象の原因となる。逆に海水温が下がるラニーニャ現象も...

エルニーニョ現象の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android