ねこだ(読み)ネコダ

デジタル大辞泉 「ねこだ」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐だ

わらや縄で編んだ大形のむしろ。また、背負い袋ねこ
「―敷く車力は人にうらやまれ」〈柳多留・二二〉

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精選版 日本国語大辞典 「ねこだ」の意味・読み・例文・類語

ねこ‐だ

  1. 〘 名詞 〙 わらやなわで編んだ大形のむしろ。また、背負袋。ねこ。
    1. [初出の実例]「ねこたといふ物をとり出てしかせ侍し程に」(出典:俳諧・玉海集(1656)四)

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世界大百科事典(旧版)内のねこだの言及

【私生児】より

…【二宮 宏之】
[日本]
 日本の社会においても伝統的に嫡出子と私生児の区別は厳格であり,私生児は嫡出子と異なるさまざまな名称でよばれていた。一般的に私生児はテテナシゴ(父無し子),つまり父のいない子と呼ばれることが多かったが,このほかに地方によってはホマチゴ,シンガイゴ,ホリタゴ,ヨクナシゴ,ネコダ,ツボッコ,ヒロイッコ,ミシケゴ,テンドコ,マツボリゴなどと呼ばれた。このうちホマチ,シンガイ,ホリタ,マツボリは開墾地やへそくり(臍繰)など私的な財産を意味することばであるから,ホマチゴ,シンガイゴなども公には認められない私的な子を意味していた。…

※「ねこだ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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