精選版 日本国語大辞典 「背負袋」の意味・読み・例文・類語 せおい‐ぶくろせおひ‥【背負袋】 〘 名詞 〙 背中に負う袋。[初出の実例]「渠はこの先発隊の一人とて、頭陀袋を背負ふやら、背負袋(セオヒブクロ)を懸けるやら」(出典:第二軍従征日記(1905)〈田山花袋〉五月二日) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「背負袋」の意味・わかりやすい解説 背負袋 (せおいぶくろ) わら,つる草などで編んだ袋に負い紐を付け,背負えるようにした運搬具。主に山間地帯で使用され,山仕事,狩猟などの際,これに用具や弁当などを入れてゆく。比較的小型なため,他の背負運搬具と併用されることもある。たとえば,歩荷(ぼつか)は弁当などを入れた背負袋を荷物と共に背負いばしごにくくりつけて歩くこともあった。使用状況から,つる草をそのまま編んだ目の粗いものが,より古い形と見られている。執筆者:胡桃沢 勘司 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by