ねすり言(読み)ネスリゴト

デジタル大辞泉 「ねすり言」の意味・読み・例文・類語

ねすり‐ごと【ねすり言】

皮肉。いやみ。あてこすり。
「向うの主人もお前の姿を褒めて居るそうに聞いたぞと、碌でもなき―」〈一葉われから〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ねすり言」の意味・読み・例文・類語

ねすり‐ごと【ねすり言】

  1. 〘 名詞 〙 わざと他人の気にさわるようにいうことば。あてこすり。あてつけ。いやみ。
    1. [初出の実例]「あそぶときはしさいらしくいふて、かねぎわになって、いろいろのねすり事の有ほどいふものなり」(出典:茶屋諸分調方記(1693)二四)

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