ネフティス(読み)ねふてぃす(その他表記)Nephythys

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネフティス」の意味・わかりやすい解説

ネフティス
ねふてぃす
Nephythys

エジプト神話で、原初の女神の一つ。ネフティスというのはプルタルコスらが伝えたギリシア語音で、原語に従えばネブト・フート(「宮殿の女主人」の意)。「オシリス神話」でオシリスを殺した弟セトの妻であるが、兄のオシリスの妻イシスに同情し、ともにオシリスの遺体を捜し求めた。そのため死者の神として、ミイラを収めた柩(ひつぎ)にはイシスとともに翼を広げて死者を守る姿が彫像浮彫り、彩絵などで表されている。プルタルコスによれば、ネフティスは死者の守護神の金狼(きんろう)犬アヌビスの母でもある。頭上に「宮殿」を表すヒエログリフ(象形文字)をのせた姿で表される。上エジプト第七地区の首都フート(ギリシア名ディオスポリス・パルバ)の守護神。

矢島文夫


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む