のらをかわく(読み)ノラヲカワク

デジタル大辞泉 「のらをかわく」の意味・読み・例文・類語

のらをかわ・く[成句]

仕事を怠ける。遊びにふける。
「茂兵衛めが戻ったら代はらうと存ずれど、どこに―・くやら」〈浄・大経師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「のらをかわく」の意味・読み・例文・類語

のら を かわく

  1. ( 「かわく」は、好ましくない物事をすることをいやしめていう語 )
  2. なまける。ずるける。油を売る。
    1. [初出の実例]「又のらかはいて為べい役をほからかし」(出典:浄瑠璃・釈迦如来誕生会(1714)四)
  3. 遊びに身を持ちくずす。遊蕩する。
    1. [初出の実例]「声いろ〈略〉新内、なんでもござれにのらをかはいて」(出典:滑稽本・古今百馬鹿(1814)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android