のらをかわく

精選版 日本国語大辞典 「のらをかわく」の意味・読み・例文・類語

のら を かわく

(「かわく」は、好ましくない物事をすることをいやしめていう語)
① なまける。ずるける。油を売る。
浄瑠璃釈迦如来誕生会(1714)四「又のらかはいて為べい役をほからかし」
② 遊びに身を持ちくずす。遊蕩する。
※滑稽本・古今百馬鹿(1814)下「声いろ〈略〉新内、なんでもござれにのらをかはいて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「のらをかわく」の意味・読み・例文・類語

のらをかわ・く[成句]

仕事を怠ける。遊びにふける。
「茂兵衛めが戻ったら代はらうと存ずれど、どこに―・くやら」〈浄・大経師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android