ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハダカカメガイ」の意味・わかりやすい解説 ハダカカメガイClione limacina; common clione クリオネとも呼ばれる。軟体動物門腹足綱翼足類ハダカカメガイ科。卵から孵化した幼生は殻をもっているが成長とともに消失する。体長2~3cm。体は細長い紡錘形で表皮が薄く,体内が透けてみえる。同じ翼足類で有殼目のリマキナ属を餌とし,翼のようにみえる手をゆっくり動かして泳ぐ。極海から亜寒帯の海域に生息。日本では北海道沿岸で流氷とともにみられることから「流氷の妖精」とも呼ばれている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by