ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハッカ方言」の意味・わかりやすい解説 ハッカ(客家)方言ハッカほうげんHakka dialect 中国語の方言の一つ。一定の地域にまとまって分布しておらず広東,福建,江西,四川,台湾,マレーシア,タイなどに方言の島をつくっている。話し手約 4000万人。中心地は梅県 (広東省北東部) であり,中古音の全濁音が,声調のいかんを問わず,すべて有気音に変化しているのが特色。声調は陰入・陽入を入れれば6種で,韻尾に-p,-t,-k,-m,-n,-ŋが残っている。広東方言からの借用が多い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by