法則の辞典 「ハバードモデル」の解説 ハバードモデル【Hubbard model】 同一原子内におけるクーロン相互作用のみを考慮した,固体内の電子のモデル.遷移金属やその化合物中のd電子由来の磁性や,金属‐非金属転移の解析に用いられる.このモデルのハミルトニアンは下のようになる. H=∑tijciσ* cjσ+U∑ni↑ni ↓ ここで tij は i,j 原子間の遷移要素,U は原子内相互作用の強さを表している.ciσ*,ciσ,ni は,それぞれ i 番目の原子における σ スピン電子の生成,消滅,および粒子数演算子である. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報