普及版 字通 「ハン・しろよもぎ」の読み・字形・画数・意味
21画
[字訓] しろよもぎ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(繁)(はん)。〔説文〕一下に「白なり」とあり、しろよもぎ。〔説文〕にあげる篆字はに従うが、はの初文。糸部十三上にその字がみえる。〔爾雅、釈草〕に「(はんかう)なり」とし、また「(とけい)なり」ともあって、ふきをいう。〔詩、召南、采〕に「于(ここ)に以てをる 沼に沚に」、また「于に以てをる (たに)の中に」とあり、そのは「侯の事(まつり)」に用いた。〔左伝、隠三年〕「(いやし)くも信らば、谿沼沚の毛、(ひんばん)(うんさう)の、筐筥(きやうきょ)釜(きふ)の、(くわうを)行潦(かうらう)の水も、鬼に(すす)むべく、王に羞(すす)むべし」とあって、〔采〕は祭事のための草摘みを歌う詩である。
[訓義]
1. しろよもぎ。
2. ふき。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 加良与毛(からよもぎ) 〔和名抄〕 波久倍良(はくべら) 〔名義抄〕 ハコヘラ。上、カラヨモギ、下、ハクヘラ
[熟語]
▶・露▶
[下接語]
・水・青・薦・・緑
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報