ハンチョン盆地(読み)ハンチョンぼんち(その他表記)Hanzhong pendi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンチョン盆地」の意味・わかりやすい解説

ハンチョン(漢中)盆地
ハンチョンぼんち
Hanzhong pendi

ハンチョン平原,ナンチョン (南鄭) 盆地ともいう。中国中部,シェンシー (陝西) 省南部,チャン (長) 江の支流ハン (漢) 水上流沿いの盆地。北をチンリン (秦嶺) 山脈,南をターパーシャン (大巴山) 山脈にはさまれ,西はミエン (勉) 県から東はヤン (洋) 県まで延びる。東西 80km,南北 10~15km。標高 400m前後。古くから水田がよく開けて,省の穀倉の一つであり,灌漑用水路も整備されている。北方のウェイ (渭) 河平原,南方スーチョワン (四川) 盆地とは,いずれも山脈でへだてられ,交通が不便であったが,ヤンアン (陽安) 鉄道が東西に縦貫するようになった。漢王朝の名は,劉邦が漢中の王であったことにちなむ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む