ハンブルク美術館(読み)ハンブルクびじゅつかん(その他表記)Hamburger Kunsthalle, Hamburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハンブルク美術館」の意味・わかりやすい解説

ハンブルク美術館
ハンブルクびじゅつかん
Hamburger Kunsthalle, Hamburg

ハンブルクにあるドイツ有数の美術館。 1850年に設立され,69年現在の建物に移った。 1919年に新館増築。収蔵品のなかでも,14世紀のベルトラムの『グラボウ祭壇画』,フランケの『聖トマス・ア・ベケットの祭壇画』は後期ゴシック絵画の三宝の一つ。そのほかコレクションの中心は 19世紀以後の近代絵画で,特に『希望号の難破』をはじめとするフリードリヒ,大小2点の『朝』を含むルンゲのコレクションはよく知られ,メンツェル,トーマ,リーバーマンらの写実派,印象派の作品も多く,フランス絵画部門もマネの『ナナ』をはじめ充実した内容を誇っている。

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