難破(読み)ナンパ

デジタル大辞泉 「難破」の意味・読み・例文・類語

なん‐ぱ【難破】

[名](スル)
暴風雨などのために船が破損座礁沈没などをすること。
相手意見を非難し、論破すること。
「五畿遠近都鄙悉く大師を―す」〈私聚百因縁集・七六〉
[類語]難船座礁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「難破」の意味・読み・例文・類語

なん‐ぱ【難破】

〘名〙
① 相手の意見を非難し、説き破ること。論破。
※私聚百因縁集(1257)七「五畿遠近都鄙悉く大師を難破す」
船舶が暴風雨などで座礁、沈没、破損などの災難にあうこと。難舶。〔布令字弁(1868‐72)〕
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房一二「漸やくに風少しく凪て辛く難破(ナンパ)乗抜たれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android