ハーキム・ベク(読み)ハーキム・ベク(その他表記)hākim beg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハーキム・ベク」の意味・わかりやすい解説

ハーキム・ベク(阿奇木伯克)
ハーキム・ベク
hākim beg

中央アジアイラン地方行政官名称。 15~16世紀以後イランや西トルキスタンでは,都市の最高行政官,裁判官の名称として使用。東トルキスタンでは 16世紀以後大都市の長をさし土地有力者がなった。清朝支配下に入ってのちは,清朝の官吏として貢納を徴収したが,1844年の新疆省制の成立後廃止された。

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