バイェデルカウカ州(読み)バイェデルカウカ(その他表記)Valle del Cauca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイェデルカウカ州」の意味・わかりやすい解説

バイェデルカウカ〔州〕
バイェデルカウカ
Valle del Cauca

コロンビア西部の州。州都カリ。西は太平洋に面し,海岸低地からアンデスの西部山脈とカウカ川上流部の河谷を横切って,中部山脈西斜面にかけて広がる。肥沃な農業地帯であるカウカ谷を含み,1954年以来カウカ谷開発公社による灌漑が進んでおり,農業が主産業。特にサトウキビ,米,タバコ,コーヒーは全国有数の生産高を示す。西岸ブエナベントゥラは同国の太平洋岸第1の港で,同国最大の輸出品であるコーヒーの大半はここから積出される。カリから同港まで鉄道,道路が通じるほか,カウカ谷に沿って幹線道路,鉄道が通る。面積2万 2140km2。人口 333万 5827 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android