バイトゥル・ヒクマ(その他表記)Bayt al-Ḥikmah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バイトゥル・ヒクマ」の意味・わかりやすい解説

バイトゥル・ヒクマ
Bayt al-Ḥikmah

アッバース朝時代バグダードにおかれた研究・翻訳所。意味は「知恵の館」。 830年カリフ,マームーングンデ・シャプール学院にならって創設した研究機関で,カリフ,ムタワッキル (在位 847~861) の時代まで存続した。主要な活動はギリシア語の医学,自然科学,哲学に関する文献アラビア語に翻訳することで,同時に天文学の研究も行なった。所長はサフル・イブン・ハールーンとサルム,学者にヤフヤー・イブン・マーサワイフ,フナイン・イブン・イスハークらを輩出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む