バイラ

百科事典マイペディア 「バイラ」の意味・わかりやすい解説

バイラ

スリランカポピュラー音楽。16世紀に沿岸地方を領有・支配したポルトガルの文化に起源を有する,8分の6拍子の軽快なダンス音楽。もともとスリランカのカトリック社会で行われていたカフリンナというポルトガル起源のダンスが民衆の間に広まり,よりアップ・テンポなバイラ(ポルトガル語で〈踊り〉の意)が生まれた。1970年代以降は,カセットテープ文化の普及とエレクトロニクスを用いた楽器の導入により,カトリック社会のみならず仏教社会やタミル人やムスリムたちの間にも広まった。M.S.フェルナンドやニハール・ネルサンなどの歌手が有名。

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関連語 タミル人

世界大百科事典(旧版)内のバイラの言及

【ポピュラー音楽】より

… 植民地のポピュラー音楽の最も早い例は,スリランカとインドネシアに見いだされる。16世紀初頭にポルトガルの軍隊が南アジアに侵入したあと,彼らの音楽と現地の音楽との接触によって,少なくとも現在知られているところではスリランカでカフリンナkaffrinnaとバイラbaira,インドネシアでクロンチョンという混血音楽が生まれ,いずれも今日まで大衆に愛好され続けている。スリランカの例では,ポルトガル兵の中にモザンビークで徴発されたアフリカ人が含まれていたため,カフリンナとバイラにはアフリカ音楽の要素も混入していたと報告されているが,インドネシアのクロンチョンの場合はその点は明らかではない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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