バクストンバークリ・フォーウェル(英語表記)Buxton Barclay Fowell

20世紀日本人名事典 の解説

バクストン バークリ・フォーウェル
Buxton Barclay Fowell

07のプロテスタント宣教師 英国聖公会宣教師・司祭。 日本伝道隊の創立者。



国籍
イギリス

生年
1860年8月16日

没年
1946年2月5日

出生地
エセックス州レイトン

学歴〔年〕
ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ卒

経歴
エセックス州の名家貴族でイギリス国教会員の家に生まれる。祖父は英国における奴隷廃止と奴隷貿易禁止を提唱したことで知られる。ケンブリッジ在学中、米国の説教家D.L.ムーディの影響を受けて伝道者を志し、卒業後1885年国教会司祭となった。海外伝道を決意して1890年来日、神戸を経て1891年島根県松江に赴任。松江城の北の赤山に修養道場を建て、P.ウィルクス等と共に教派を超えて多くの伝道者を養成、中田重治や笹尾鉄三郎など純福音といわれる原理主義のキリスト教指導者を輩出して“松江バンド”と呼ばれた。1902年帰国したが、日本伝道隊を結成、総理となって’05年再来日、神戸に本部を置き、湊川に伝道館を創設した。’17年第1次大戦で帰国、ケント州タンブリッジウェルの教会牧師となる。’37年77歳のとき再び来日して日本各地を講演。著書に自伝信仰の報酬」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android