祖父(読み)オオジ

デジタル大辞泉の解説

おお‐じ〔おほぢ〕【祖父】

《「おおちち(大父)」の音変化》
父母の父。そふ。⇔祖母(おおば)
「春宮の御―」〈・桐壺〉
年をとった男。じじい。
「難波(なには)の里に、―とうばと侍り」〈伽・一寸法師

お‐じ〔‐ぢ〕【祖父】

《「おおじ」の音変化》父母の父。そふ。〈色葉字類抄〉⇔祖母(おば)

じい〔ぢい〕【祖父/×爺】

《「じじ」の音変化》
(祖父)父母の父。そふ。⇔祖母(ばば)
(爺)男の老人。老翁(ろうおう)。老爺(ろうや)。⇔婆(ばば)

じじ〔ぢぢ〕【祖父/×爺】

(祖父)父母の父親。祖父(そふ)。また、祖父を親しみを込めていう語。じい。⇔祖母(ばば)
(爺)年老いた男性。⇔婆(ばば)

そ‐ふ【祖父】

父母の父親。おじいさん。⇔祖母

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大辞林 第三版の解説

おおじ【祖父】

父母の父。そふ。 ⇔ おおば
年とった男。老翁。 「難波の里に-とうばと侍り/御伽草子・一寸法師」
狂言面の一。「老武者」「財宝」などの老人に用いる。

おじ【祖父】

〔「おほぢ」の転〕
父母の父。そふ。 ⇔ おば 「母方の-の許に養はれしに/折たく柴の記」

じじ【祖父】

両親の父親。そふ。じい。じじい。 ⇔ 祖母ばば

そふ【祖父】

〔古くは「そぶ」〕
父母の父親。じじ。おじいさん。 ⇔ 祖母

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精選版 日本国語大辞典の解説

お‐じ ‥ぢ【祖父】

〘名〙 (「おおじ(祖父)」の変化した語) 両親の父。そふ。〔日本一鑑窮河話海(1565‐66頃)〕
※随筆・折たく柴の記(1716頃)下「七歳の時に父を喪(うしな)ひ、母かたの舅(オヂ)の許に養はれしに」

そ‐ふ【祖父】

〘名〙 (古くは「そぶ」) 父母の父親。おおじ。じじ。じい。おじいさん。⇔祖母
※菅家文草(900頃)二・講書之後、戯寄諸進士・注「自余祖父降及余身、三代相承、両官無失」
※高野本平家(13C前)四「祖父(ソブ)正盛、蔵人五位の家に仕へて、諸国受領の鞭をとる」 〔礼記‐喪服小記〕

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