バシレイデス(その他表記)Basileidēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バシレイデス」の意味・わかりやすい解説

バシレイデス
Basileidēs

2世紀頃在世のグノーシス派有数の人物。シリア出身。アレクサンドリアで哲学を論じ,至高の神は,人類の霊魂をユダヤ人の神や堕落から守るために,その子ヌースをイエスに宿らせたという独特の神学的世界観を形成した。主著『福音書注解』 Exegetica (24巻) は現存しない。

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世界大百科事典(旧版)内のバシレイデスの言及

【アブラクサス】より

…鶏は予見と用心深さを意味する鳥であり,盾は知恵,むちは力を意味し,2匹の蛇であるヌースとロゴス,すなわち霊性と理解とに支えられ,宇宙の四つの方向をめぐって支配する神とされる。ABRAXASの7文字は,七つの光,または数理的に365を意味し,紀元2世紀のアレクサンドリアに在住したグノーシス派のバシレイデスBasileidēsによれば,この宇宙は365の層をなす天によって構成され,その最下層の神がアブラクサスであって,地球や人類を創りだし,七つの属性によってこの世を支配している。しかし,アブラクサスは不完全なこの世の支配者であると同時に,365の天のさらに上にある完全な世界への媒介者でもあるという。…

※「バシレイデス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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