バタフライ弁(読み)バタフライべん

百科事典マイペディア 「バタフライ弁」の意味・わかりやすい解説

バタフライ弁【バタフライべん】

蝶(ちょう)形弁とも。円筒形の弁箱の中で円板状の弁体が回転する構造のバルブ。流れの方向に対する弁体の角度を変えて流量または圧力を調整する。全開時の抵抗は小さいが,全閉時に気密性を保持することがむずかしい構造のため,低圧の管路で広く使われる。
→関連項目バルブ

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世界大百科事典(旧版)内のバタフライ弁の言及

【バルブ】より

…このため,常時開または閉で使用する大型弁や高圧弁に多く使われる。(3)バタフライ弁 円筒形の弁箱の中に流路内径と等しい径をもつ円板状の弁体を入れ,それを直径軸のまわりに回転して開閉を行うもの(図c)。構造が単純で口径に比べて流れ方向の寸法(面間距離)を小さくできる利点がある。…

※「バタフライ弁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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