バニヤー(その他表記)banyā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バニヤー」の意味・わかりやすい解説

バニヤー
banyā

インド商人カースト。サンスクリット起源の言葉。インドでは都市の商人が次第にカーストを形成して,四姓の第3位のバイシャとして,商工業実権を握り,シェートと呼ばれた有力者がカーストの秩序維持にあたった。特に有名なのはグジャラートラージャスターンのマールワーリー地方との商人カーストで,19世紀以後インド経済に大きな役割を果した。ビルラーやダルミアの二大財閥は商人カーストの出身者によってつくられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む