四姓(読み)シセイ

精選版 日本国語大辞典 「四姓」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう‥シャウ【四姓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しょう」は「姓」の呉音 )
  2. 古代インドの四種の社会の階級バラモン(僧・学者)、クシャトリヤ(王・武士)、バイシャ(農工商などの平民)、シュードラ奴隷)のこと。カースト四種姓
    1. [初出の実例]「但念四河入海無復本名。四姓出家。同称釈氏之仏語」(出典:永平道元禅師清規(13C中)衆寮箴規)
    2. [その他の文献]〔翻訳名義集‐一〕
  3. しせい(四姓)〔文明本節用集(室町中)〕

し‐せい【四姓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 四つの姓。特に、昔の代表的な姓である、源氏平氏藤原氏橘氏をいう。源平藤橘(げんぺいとうきつ)。ししょう。
    1. [初出の実例]「日本は源平藤橘之四姓ぞ」(出典:史記抄(1477)三)
  3. ししょう(四姓)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

旺文社日本史事典 三訂版 「四姓」の解説

四姓
しせい

源・平・藤原・橘の有力4氏
奈良時代から鎌倉時代にかけての有力な氏。源・平・橘は,7世紀以後皇族から臣籍降下した氏に与えられた姓。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

とっさの日本語便利帳 「四姓」の解説

四姓

著名な四家。
源平藤橘(げんぺいとうきつ)▽源家平家、藤原家、橘家

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む