バヌアツ紛争(読み)バヌアツふんそう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バヌアツ紛争」の意味・わかりやすい解説

バヌアツ紛争
バヌアツふんそう

フランスとバヌアツ間の独立問題をめぐる紛争。英仏共同統治の下ニューヘブリディーズ諸島と呼ばれていたバヌアツは,1980年に独立を達成した。この時,フランス系住民の一部が早期独立に反対し,サント島などで反乱を起こした。 86年バヌアツはリビアソ連と外交関係を樹立。 87年にはソ連と漁業協定を結び西側の反発を招いた。メラネシア国家として隣接しているフランス領ニューカレドニアの独立運動の支援を明確に打ち出し,87年にフランス大使を国外退去させるなど,フランスと対立していた。しかし,90年初めから対仏関係改善が進み,91年末の総選挙によりフランス系のカルロが首相に就任し,92年フランスを公式に訪問したことにより関係は修復された。

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