山川 世界史小辞典 改訂新版 「バヤジット1世」の解説
バヤジット1世(バヤジットいっせい)
Bayazit Ⅰ
1360~1403(在位1389~1402)
オスマン帝国の第4代スルタン。あだ名はユルドゥルム(電光)。バルカン方面ではセルビアを臣属国とし,アナトリアでは多くのベイリク(君侯国)を併合した。1396年,ドナウ河畔ニコポリスで十字軍を破り,コンスタンティノープル封鎖を続けたが,ティムールの東進を聞きアナトリアに転進。1402年7月,アンカラの戦いに敗れて捕われ,8カ月後アクシェヒルで没した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報